混在(多重)ナンバリング
これは、養老孟司氏著「バカの壁」に書かれていたと思うが、その中で日本人が頭がいいのは、日本語がひらがなやカタカナと漢字を使い分けていて、漢字一つとってみても音読みと訓読みがあって読み方が漢字同士やひらがなの組み合わせによっては違ってくるし、意味も使い方で違ってくる。
他の国と比べて日本は言語の多重化が複雑なので、その分、頭を使ってるからみたいなことを読んだことがある。
それが、なんとなくだが頭に残っていて今の脳内ナンバリングにつながっているのかもしれない。
脳内ナンバリングも日本語や他の言語と同じく多重化をやっているわけだから。
今までは、ただ思いついたネタに数字を付けるというもので、なぜそういうことをするかというとはじめは何となくこうすれば忘れにくいだろうみたいな漠然としたものだった。
言い換えると本の中の忘れたくない部分に付箋をつけるというイメージでやっていた。
実際やってみると本当に忘れにくい。
イメージがしやすくなるのだ。
これは、ボクにとって大きな発見だったといえるだろう。
ついては、そこからもう少し進んで、日本語のように、あるいは他の言語のように多重化であるけれど、それとはまた違う名付ければ混在化をしようと思う。
これは、まったく異なるものを一つにまとめるということだ。
例えば、数字の‟1”にひらがなの‟あ”を入れる。
ここまでは脳内ナンバリングと似ているが、他にアルファベット、漢字や動物(干支にちなんだやつでもいい)色や
臭い、味、植物、食べ物などを数字の‟1”に収納するイメージだ。
全く別ジャンル、別種類のものを混在させる。一つの脳内数字に放り込むのだ。
共感覚の複合パターンを人為的に自分の脳内でやってみようという試みである
これをボクは混在ナンバリングと呼ぶことにする。