ボクのメモ帳

ツイッターはじめました よろしければフォローよろしくお願いいたします https://twitter.com/tutinagasen5523 主にここでは脳内ナンバリングというジャンルをやっております。 今後のあなたの人生で参考になれば幸甚です。 このブログは科学的検証に乏しく、ここを管理しております私自身も科学の知識はなく素人です。 そこを踏まえた上でご一読いただければと思います。 独断と偏見による素人の無い知恵を絞り編み出した脳の使い方のチュートリアル そのようにご理解いただければと思い

一斉デトックス  油断編

 よく映画やアニメなどでありがちな悪玉キャラとして、人を油断させて落とすタイプがいる。

 はじめに言っときたいが、ボクは決してこういうタイプにはなりたくないので、そこだけは留意してほしい。

 あくまで、ラノベのネタを探してる時に、そういう悪玉キャラの行動パターンをいくつか想像してて面白いかもと思っただけである。

 

 

悪玉キャラ「人を油断させて出し抜く行為は最高に興奮するぜ!」

 

たしか、そういうセリフもネタとして考えていたと思う。

 

 

まずは、実体験に基づくところから進めると、ボクは寸借詐欺師に出会った。

 

寸借詐欺師「ちょっとすいません、1000円貸してくれませんか?」

 

ボク「(心の声)ちっ 寸借詐欺かよ ここはちょっとこいつの鼻をあかしてやろうかな」

 

と思ってたらかっこいいんだろうけど、実際にそういうことをだしぬけに持ち掛けられたことがはじめてでテンパってしまったのが事実の話。

後でふりかえった時に、これが寸借詐欺というものなのかと気づいたのだ。

 

寸借詐欺師「財布を落として交通費が足りなくて、ウンタラカンタラ」

 

ボク「はあー」

 

思わずボクは相槌を打ってしまった。はじめての空気で流れに乗せられてしまったのだ。

そういうふうに持ち掛けられて、そういえば自分も手持ちの金がないことに気が付いた。

 

ボク「ちょっと待っててください 家に帰って1000円持って来ますから!」

 

寸借詐欺師「わかりました 助かります」 

 

片道が自転車で5分は掛かる家路を、なるべく待たせないようにとペダルに力を込めて急いだ。

 

戻ってきた時には、10分は経っていただろうが、往年の某歌姫の息子に似た男がコンビニの横の近くで待っていた。

 

ボク「はあはあ(息切れした声) すいませんね 待たせてしまって!」

 

ボクの様子を見て、相手は恐縮するような素振りすら見せなくなり、完全にこいつは馬鹿だと思ったのだろう。

横にあるコンビニを指して。

 

寸借詐欺師「レジの店員に、借りた1000円を預けておきますので、後で取りに行っていただければ」

 

冷静に考えれば本当になめ腐った態度だが、如何せん当時のボクは空気に飲まれていたので、ウソを見抜けず鵜呑みにしてしまった。

だが、取りに行くのが面倒くさいので、ここはいい人ぶってやり過ごそうと思った。

 

ボク「いいですよ 気になさらずに」

 

これは後日談だが、冷静になって振り返って自分の愚かしさに恥ずかしくなって、自分をニヒルなヒーロに仕立て上げて、ここは相手の出方を見るために、つまりは相手を試すために敢えて俺はこの1000円を寸借詐欺野郎にあげたんだということにしておいた。

そこで、ますます寸借詐欺師は完全にコイツは馬鹿だなと舐めてかかってきた。

 

寸借詐欺師「もしよろしければ、連絡先を教えていただきたいのですが・・・ 菓子折りの一つでも御宅へ持って行って、是非お礼がしたいです」

 

ここでその申し出を断って、良いかっこをしたかった訳でもないし、相手の度量の狭さを小馬鹿にしたかったわけでもない。

後でそういう設定にはしたのだけれど・・・。

相手がボクの素性を把握して、その後でもカモにしようとしていたのを、家に帰ってしばらくしてから気づいたのだから、完全にボクが馬鹿だったのだ。

 

ここでようやく、この男のどこか、そこはかとなく漂う胡散臭さに気づいたので、関わると面倒くさいんだろうなという考えに至って、その申し出を辞退しただけだ。

その時の相手の顔を見ると、多少拍子抜けしたようになっていて、少しばつが悪そうに無言になってどこかへ帰って行った。

 

寸評すると、ボクと寸借詐欺師の評価は本当ならドングリの背比べみたいなもので、 振り返るとお互い恥ずかしい話なのだが、最近またこの問題について考えると精神的なプライオリティーの面では確実にボグが上に立っていたのは間違いないはずだと自信がついてきたのでここに記している。

 

無意識ではあるが、相手をはじめて出し抜いた瞬間だったと思う。

もっと引っ張れると思った馬鹿に、連絡先を教えてもらえずに断られて、出し抜かれたのだ。

最後のあたりでは、打算的ではないところを見せたいだけのただのお人よしの馬鹿だと思っていたのかもしれないが、1000円のためにここでネタにされてるんだから、馬鹿にされた気持ちもわかるかもしれない。

たかが1000円されど1000円だが、たかが1000円のために馬鹿に出し抜かれたのだ。

これは、本当の話だ。

とりあえず、参考のために一例を挙げておいた。

皆さんも騙されないように、気を引き締めて生きてください。

 

 

 ここからは、ボクの中のフィクションで、諧謔的にお茶を濁しつつ、決してありえなくはないだろうという話。

油断ばかりしてきた人間なので、馬鹿なりに騙されないように、いろいろそういう人たちの行動パターンを考えてきた結果、そういう経験を踏まえて出てきた答え。

 

いろいろあるので、ここで整理のために箇条書きにしてまとめておく。 

 

 

【吹かしたがり屋さん】

 人それぞれ武勇伝はある。

それをどう自分を知らない人にアピールするかは、社会で勝負している人たちにとって大切なことなのかもしれない。

自分の武勇伝を知り合いに話してもらうのが一番いいが、それが無理な人もいるだろう。

武勇伝がある人はまだいい。

全くない奴はどうするのか?

そういう場合は、社会でどう生きていけばいいのか、なかなか世知辛いものがある。

そこで使う自慢話やブラフは、果たして非難されるものなのか?

ボク自身は、自分にとっても他者にとってもいい結果をもたらす自慢話や吹かしはアリだと思う。

 

 ここで、もっと穿ったやり方として思いついたのが逆のパターン。

実はすごい実力の持ち主なのに馬鹿を装うとか、金持ちなのにホームレスの恰好して相手を油断させる。

これは、暴れん坊将軍に代表される時代劇物や実在する偉人の逸話でも見られることだ。

紋切型の正統派ヒーロー物でよくあるパターンで、すぐに意図がわかってしまって使い古された手法なので、人に醒められてしまうだろう。

 第一、ラノベや創作物ではなくて実際に起こったら、ギャップがありすぎてショックが大きく人によっては怒る人もいるだろうからトラブルの元だろうし。

 

 だから、ありえなくはないだろうが、滅多にないだろうというパターンを考える。

 

 例えば、顔の知れたIT企業の社長なのに有名な売れっ子タレントですみたいな微妙な身分詐称。

舞台で演劇もこなし、クイズ番組にも出て、トーク番組に引っ張りだこの人物。

微妙に似ている人物をチョイスして、身分を偽るとか。

まあ、これもよくある話だけど。

 

 この微妙さ、一見意味がないことをやる俺かっこいいが面白い。

 

 または、ある分野で実力者だという吹かしをワザとバレル形にして、実は他の分野ではすごい人だとひけらかしたい時にやるパターンもあるだろう。

 

【狂人が豹変】

 確か、映画「ユージュアルサスペクツ」でも似たようなオチがあったと思う。

主人公が豹変して、そのギャップで観客を驚かすというのはよくあること。

ほとんどがそれかもしれない。

その中でオチだけ印象に残っているのが「ユージュアルサスペクツ」なので、ここで紹介してみた。

詳しくは、お近くのレンタルビデオ屋で実際に借りて参照されたし。

 

 外で喚き散らしたり、周りの目を気にせずにブツブツと独白するような所謂狂人と呼ばれる人物や頭には異常がない身体障害者が急に豹変してくるパターン

「ユージュアルサスペクツ」は完全に悪党で知能犯のオチだけど、ボクのイメージでは意味合いが違ってくる。

 

 映画でも小説でもお馴染みの「アルジャーノンに花束を」のほうが近い。

 

 ボクがイメージしているのは、完全な知的障害者ではなくて、精神障害者よりの軽度な障害者のイメージだ。

そこから急に常人よりもむしろ高度な知性か理性を見せ始めるというパターンだ。

これは前述したのとは違って意識したり演技でやっているのではなくて、なにかの拍子に主人公は目覚めてはっきりとラディカルに成長していく。

 

 それは、裏切られてのことなのか自分の不甲斐なさからくる怒りなのか?

なにかの外部的要因による感情の揺さぶりなのか自然的な何かなのか?

 

 「アルジャーノンに花束を」は、人為的に脳に外科的施術法を用いて知的障害者だった主人公を天才レベルの頭脳明晰な人物に豹変させるが、ボクのイメージではなにが原因なのか漠然とした感じで、主人公が豹変するのだ。

 

 漫画の「ナルト」をもっとどうしようもなくしたようなキャラの豹変と伝えればいいだろうか。

 

 しかも、漫画の「ナルト」のように努力と根性という前向きな精神論では解釈しようがない要素も入ってくる。

 

 漫画「ナルト」を読み進めていくと、だいぶ後からの話になるが、主人公ナルトが九尾の力がなくても、実は元から資質のある人物として後付けかは知らないが描かれているが、そういう意味合いでも断定できないのだ。

 

 どっちかというとそういう精神論や本人の資質という解釈もできるが、漠然としている。

 

 現実問題として、意識したり演技で狂人をやっていたらきっとどこかに綻びがでるので、演技じゃない成長なら他者に与えるインパクトも強くなるはず。

 

  これは、ありえそうで滅多にないだろう神の奇跡に近いもので、超自然的な油断のさせ方だろう。

 

【激しい口論が一転】

 人というのは、得てしてお互いの感情の高まり合いで激しい口論に発展する。

 

 ボクは、両親や他者同士の口論を見たことがある。

 

 もちろん、ボクも口論ぐらいはしたことがある。

 

 最近では、youtubeなどで某配信サイト等の生放送での激しい会話のやりとりがアップされているので、それを観ている。

 

 正直な感想を述べると、実に面白い。

台本でやっているという疑念が頭の片隅にあっても、それを時には忘れて一人で爆笑する時もあるし、本気になって腹が立っている自分もいる。

 

 動画を観ると、大概の場合は激しい口論が収まらず、むしろ周りが煽り立てて延々と喧嘩してて、禍根を残して何年も飽きずにやっている配信者もいる。

 

 リアル社会でも喧嘩の時は、当事者間では中々止まらずに仲裁に入る人が必要で、その仲裁者ですら巻き込まれたりして、悪い結果になる可能性もある。

 

 一番手っ取り早いのは、当事者双方が折れるか当事者のどちらかが折れるかだろう。

 

 動画の人たちを観ていると、すごい生命力に溢れてて羨ましいなと思う反面、そのエネルギーを別のところに使えないのかと不思議な気持ちになったりする。

余計なエネルギーを発散する人たちなんだなと他人事のように観ているボクだが、バランスのいいエネルギーの発散の仕方が、あまりボク自身もわからない(笑)

 

 ここで口喧嘩を観ていると、いつも思うことだが、なぜ当事者のうち誰かが“怒りの寸止め”をやらないのか。

本気で勝ちたいと思うのなら、まずは“怒りの寸止め”で様子をみる。

一回折れるか、これも豹変パターンになるが急に優しく接してみたりして、変化球を投げてみる。

そっから相手を安心させておいてからの顔面フックみたいな。

生まれたての小鹿のように震えているかと思いきや、不意に怒号を浴びせたりするとか。

それと、たまに激しい口論の間に相槌を挟みつつ、ジャブを入れたり。

 

 とは言いつつ、それは禍根を残して後々めんどくさいので、絶対やりたくない手段だけど。

 

 ボクは、間寛平さんというお笑い芸人がよくやるネタで「きつく言ってごめんね」とケンカした後にだしぬけに言って、皆を笑わせて当事者の間も和むシーンが一番ベストだと思う。